新型コロナウィルスにより、東京・埼玉・千葉・神奈川・大阪・兵庫・福岡に『緊急事態宣言』が国によって発令された。
しかし、京都府や愛知県には『緊急事態宣言』は発令されず、外出の自粛で止まっていた。
『緊急事態宣言』がどのような効力を発揮するのかというと、あまり強制力はない。ただ、飲食店や歓楽街へのお客流入は一気に減ってしまう。
売り上げを下げたくない経営者であればこう考えるだろう・・・
『緊急事態宣言』の出ていない地域での経済活動を行えばいい・・・
こんなことが起こると、冷静な人の頭には、ゴキブリ駆除剤「コンバット」のような図式が思い浮かぶだろう・・・
他所で感染したゴキブリが薬剤を巣に持ち帰り、巣にいたゴキブリまでも駆除される・・・
東京で感染した人間がウィルスを持ち帰り、他の地域の人に感染させる。
先週、東京在住の人が地元秋田県に里帰りし、両親がコロナウィルスを発祥したという記事が上がっていた。
まさに、ウィルスをお土産に持ち帰ってしまうのだ。
愛知県名古屋市の市長【河村隆】氏は当初からこれを懸念していた。
『緊急事態宣言』の出ていない地域は『安全』だと錯覚した人たちが押し寄せてくる。
今、東京で感染が広がっている以上に宣言の出ていない地域での拡散は免れないだろう・・・
そこで、各都道府県知事は『県独自の緊急事態宣言』を発令。
東海地方は、愛知県・岐阜県・三重県、関西では京都府が独自に『宣言』を出し、県外からの流入及び県外への流出に警鐘を鳴らした。
『宣言』後、土日が終わりまた平日がやってくる。
テレワークやリモートワークなどが推奨されているが、あくまでも経営判断。
一般のサラリーマンには何も決定権がない。
通常通り出勤しろと言われれば出勤するし、出勤するなと言われれば出勤しない。
どちらの判断が正しいのかは未来にしかわからないことなのだ。
今、現時点で分かっていることは
・ウィルス感染拡大による経済破綻
・経済活動縮小による経済破綻
いずれにせよ、経済は破綻する。
ウィルス感染拡大により経済が破綻するのであれば、ウィルスによる死者が増えるだろう。
経済活動縮小による破綻であれば、住む場所を失い、食べることもできない人が増え、飢えによる死者が増えることになるだろう。
いずれにせよ、今の状況が長引くのが非常に危険である。
ウィルスの潜伏期間が判明したのであれば、その期間は外出「禁止」として命令を出してもいいのではないだろうか・・・