昨日介護をしている方から聞いた話。
とある介護を必要としている男性が介護施設で暮らしていた。
その男性は脳梗塞を患い、左半身が動かない。
全てのことを時間をかけて右手だけで生活をしていた。
ある時、担当介護士が交代になった。
すると、男性は1週間後には自分一人で食事や着替えができなくなってしまった。
なぜ、出来なくなったと思う?
そんな言葉にハッとしてこう答えた。
「新しく担当した介護士が世話を焼きすぎたんですか?」
その通りだった。
子供は成長するために少しづつ親離れをしていく。
歳を取ると少しづつ介護や介助が必要となる。
しかし、やり過ぎてしまうと本人の持っている能力を奪ってしまうのだ。
人間は楽な方に流されてしまう。
「昨日は過去ではく、今日生きるため、今日出来るための1日であり、今日やる事は明日生きるための準備」
そう言っていた。
以前こんなものを見た事がある。
明日は今日の続き 来世はこの世の続き
今日頑張った結果が明日につながる。今日サボった結果は明日に引づる
現世で一生懸命生きるからこそ来世も一生懸命生きられる
色々な経験を積み重ねてきた人の一言はとても重たいし、後世に語り継がなければいけない・・・