ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞した【JOKER】
いつも映画を見る前に前情報はほとんど仕入れない。
今回もこの映画を見る前に前情報は仕入れずに、タイトルだけで見に行くことを決めた。
ジョーカー・・・トランプのババ
それくらいの気持ちで見始めてから直ぐに気づいた。
ゴッサムシティ………
そう、バットマンの町の名前だ。
JOKERとは
に登場する悪役だった。
悪役であるJOKERの背景・・・
何故彼はJOKERにならなければならなかったのか・・・
いつもはバットマンの(正義?)の物語であり、それが全てだと思っていた。
正義は勝つ。悪は滅びる。
そう、世の中が教えてきた。
しかし、この物語はJOKERこと「アーサー」の抱えいる闇や取り巻く環境がメインになっている
2014年に公開されたディズニー映画【マレフィセント】
この作品でも悪役とされる魔女・マレフィセントの物語となっている。
大人になって気づいたことが、物語や物事を片方の側面からだけ捉えるのではなく、両側から捉える必要があるという事。
そして、自分たち人間は誰かの情報操作によって価値を決められてしまっているという事だ。
一人一人が違い、個性があって当然なのにそれを異端だと決めつけ、排除しようとする。
これはどの時代にでも起こっている。
そんな事に警鐘を鳴らすためにもこういった映画はもっと小さい子供のうちから見せるべきだと思う。
残念ながらこの【JOKER】は残忍な殺害シーンがある為か、R15指定となってる。
様々な考え方がある事を子供たちに教えるのは教師の仕事ではなく、親の責任である。
果たして子供たちに物の価値を正しく教えられる世の中は来るのだろうか・・・